夏祭りの金魚すくいや玄関先のメダカの鉢、ふわふわのうさぎに、くねくね動くフェレット。どれも身近なペットですが、「何年生きるの?」「どこから来たの?」と聞かれると、意外と答えられないのではないでしょうか。
この記事では、金魚・メダカ・うさぎ・フェレットの「へぇ!」な豆知識を、寿命やふるさと、ちょっと意外な体のしくみの順に紹介します。どれも出典を確かめた話なので、子どもとの会話や、朝礼のひとことにも使えます。
金魚の豆知識
- 金魚のふるさとは中国で、もとはフナ。中国でフナの中から赤いものを選んで育てたのが始まりといわれます。
- 金魚が日本に来たのは、室町時代の1502年。文亀2年に中国から伝わったとされ、江戸時代の中ごろには庶民も楽しむ観賞魚になりました。
- 奈良県の大和郡山市は、金魚の養殖で有名な町。「全国金魚すくい選手権大会」が毎年開かれています。
- オランダ獅子頭、らんちゅう、ピンポンパールなど、品種はとても多い。同じ金魚でも、ひれや目、頭の形、体の丸さが品種によって大きくちがいます。
金魚は何年生きる? 寿命と長生きの記録
金魚すくいの金魚は「すぐ死んでしまう」というイメージがあるかもしれません。ところが実際は、金魚の寿命の目安は10〜15年ほど。きちんと世話をすれば、犬や猫と同じくらい長くいっしょに暮らせる魚です。
ギネス世界記録には、イギリスで飼われていた「Tish(ティッシュ)」という金魚が43年生きた記録がのっています。1956年に、7歳の男の子が移動遊園地の屋台で当てて持ち帰った金魚でした。
金魚を長生きさせるには? アクアリウム店員さんのブログ
寿命が長いぶん、金魚は水の管理しだいで元気さが大きく変わります。水槽の大きさ、カルキ抜き、コケの掃除など、はじめての人がつまずきやすいところはたくさんあります。
そんなときに参考になるのが、現役のアクアリウムショップ店員のともさんが書いているともさんパパブログです。初めて金魚を飼う前に調べておくべき3つのことから、カルキ抜きの選び方、コケの原因と対策、水槽のリセットのやり方まで、金魚のスペシャリストならではのコツを実際の水槽の写真とともに紹介しています。家で生まれたオランダ獅子頭の稚魚が1年で大きく育つ成長記録や、丸い体のピンポンパールの飼い方、メダカやベタのお世話の記事もあり、読んでいるだけで癒されます。
メダカの豆知識
- 日本のメダカは、じつは2種類。研究が進み、北日本の「キタノメダカ」と、それ以外の地域の「ミナミメダカ」に分けられました(2013年に名前が提案されました)。
- メダカは、仲間を「顔」で見分けている。顔の見た目の情報を使っていて、人と同じように、顔を逆さにすると見分けにくくなる性質があることが分かっています。
- 野生のメダカは、絶滅危惧種。童謡「めだかの学校」に歌われるほど身近な魚でしたが、田んぼや小川の環境が変わって数が減り、1999年に環境庁(当時)のレッドリストにのりました。
- メダカの寿命の目安は、飼育下で2〜3年ほど。生まれて2〜3か月で卵を産めるようになり、世代が早く入れかわります。長いものでは飼育下で5年ほど生きた記録もあります。
ともさんパパブログには、メダカの卵のふ化率を上げるコツの記事もあります。卵から育てて代を重ねていけるのも、メダカ飼育の楽しみです。
うさぎの豆知識
- うさぎの耳は、体の熱を外に逃がすラジエーターの役目もしている。大きな耳にはたくさんの血管が通っていて、暑いときは熱を逃がして体温を調節します。
- うさぎは、口ではなく鼻で息をしている。鼻で呼吸する動物で、口で呼吸するのは苦手です。
- うさぎは、自分のふんを食べることがある。やわらかい特別なふんを食べ直して、栄養をむだなく取りこんでいます。
- うさぎを「1羽、2羽」と数える習わしがある。鳥と同じ数え方をする理由には、昔、肉を食べるのを避けた時代に鳥とみなしたなどの説があり、はっきりしません。
- ペットのうさぎの平均寿命は、8歳ほど。ペット保険の調査では、2023年度の平均寿命は8.1歳でした。
フェレットの豆知識
- フェレットの名前のもとは、ラテン語の「泥棒」。学名の「furo(フロ)」は泥棒という意味で、英語の「ferret」の語源になりました。
- フェレットは、3000年ほど前から人に飼われていたと考えられている。野生のケナガイタチの仲間を家畜にしたもので、イタチ科の動物です。
- 昔は、うさぎ狩りや管の掃除で活やくした。巣穴にもぐって獲物を追い出したり、ひもを結んで細い管の中を通したりと、細長い体を生かして働いてきました。
- フェレットは、汗をかけないので暑さにとても弱い。汗をかくための汗腺がなく、室温が28℃をこえると熱中症の危険があります。
- フェレットの寿命の目安は、6〜10年ほど。生後5〜6か月で大人とほぼ同じ大きさになり、1歳で大人になります。
うさぎ・フェレットを迎える前に読みたい、専門店の情報サイト
うさぎもフェレットも、年をとるにつれて体の変化が出やすくなる動物です。お迎えする前から、専門家の情報にふれておくと安心です。
埼玉県さいたま市の北浦和に2014年に開店した、うさぎとフェレットの専門店フェレットリンク&ラビットリンクは、「初めてのうさぎ飼育完全ガイド」「初めてのフェレット飼育完全ガイド」をていねいに公開しています。さらに、フェレットの情報サイトフェレット情報局と、うさぎの情報サイトうさぎタイムズも運営していて、獣医師が監修した病気の記事や、年齢ごとの過ごし方、平均寿命の解説など、専門店ならではの情報がまとまっています。これからうさぎやフェレットを迎える方にも、いま一緒に暮らしている方にも心強い内容です。
ペットの年齢を人間に置きかえると?
金魚・メダカ・うさぎ・フェレットが人間なら何歳くらいにあたるのかは、いきもの年齢図鑑で調べられます(金魚・メダカ・うさぎ・フェレット)。
まとめ
金魚は中国のフナから生まれて500年以上前に日本へ来た長生きの魚、メダカは仲間を顔で見分けるかしこい魚。うさぎは耳で体を冷やし、フェレットは「泥棒」という名前を持つ働き者でした。身近なペットにも、話したくなる「へぇ!」がたくさんあります。
ほかの生き物の話は動物の豆知識のページや、虫の豆知識のコラムにまとめています。
出典
- 金魚の起源・1502年の渡来・品種:コトバンク「金魚」、江戸中期に庶民へ:Wikipedia「キンギョ」
- 大和郡山市と金魚すくい選手権:Wikipedia「大和郡山市」
- 金魚の寿命(10〜15年):RSPCA Knowledgebase
- 最も長生きした金魚(Tish・43年):Guinness World Records「Oldest goldfish ever」
- メダカの2種・顔で見分ける性質・絶滅危惧:Wikipedia「メダカ」
- メダカの寿命(飼育下2〜3年)・世代時間:京都大学OCW 資源生物科学実験 資料、最長5年:AnAge
- うさぎの耳・鼻呼吸・食ふん・数え方:Wikipedia「ウサギ」
- うさぎの平均寿命(2023年度 8.1歳):アニコム 家庭どうぶつ白書
- フェレットの語源・家畜化・狩りや管の掃除・汗腺と暑さ:Wikipedia「フェレット」
- フェレットの寿命(6〜10年)・成長:MSD Veterinary Manual

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